☆☆☆Web配信セミナー☆☆☆
『サイバーフィジカル社会を志向した
光・電波融合デバイス・システム技術の
基礎と展開』
S230629AW
☆☆☆本セミナーは、Zoomを使用して、行います。☆☆☆
開催日時:2023年6月30日(金)13:00-16:30
受 講 料:お1人様受講の場合 49,500円[税込]/1名
1口でお申込の場合 62,700円[税込]/1口(3名まで受講可能)
★本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「Zoom」に依存しますので、ご自分の環境が対応しているか、
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講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。
★受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。
山本直克(やまもとなおかつ) 氏
国立研究開発法人情報通信研究機構 ネットワーク研究所 フォトニックICT研究センター 副センター長(工学博士)
/ 先端ICTデバイスラボ ラボ長
<略歴、等> |
2001年に通信総合研究所 入所、2012~2013年に総務省・技術政策課研究推進室 課長補佐、2014年より(国研)情報通信研究機構 主任研究員、光ネットワーク基盤研究室室長を経て2022年より現職。東京電機大学、早稲田大学にて非常勤講師を兼任。
専門は、半導体ナノ材料、光・電波融合デバイス・システム技術、大波長空間アクセス系ネットワーク技術。
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サイバーフィジカル社会(Cyber Physical Society:CPS)の構築により、豊かでゆとりある社会システムが実現できる期待されています。直感的に理解しやすいアプリケーション的な部分が注目を集めていますが、一方で、高度で多様なCPSの世界を具現化するには、それを物理的に支えるデバイス(素子)技術が重要となります。高速・大容量情報通信の主要伝送メディア(媒体)は光と電波ですが、CPSを形作るための次世代インフラ基盤技術:Beyond
5Gでは、光と電波の異種伝送メディアを融合して利活用するデバイス、システム技術が不可欠になると考えられています。
本セミナーではこのBeyond 5Gを見据えた光・電波融合デバイス・システム技術として、異種材料融合による機能集積光デバイス技術や、ミリ波・テラヘルツ波利用による100Gbps超級大容量光ファイバ無線技術など、現在研究推進されている先端的なデバイス・システム技術について広く解説し、合わせて光ファイバ通信技術や半導体レーザ等の光デバイス技術の基礎から将来の高速・大容量化のための技術進展についても講演します。本セミナーにより、情報通信デバイス・システム技術に関して、基礎からその進展を理解いただき、更に未来の形を想像する助力になることを期待しています。
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1 サイバーフィジカル(Cyber Physical Society:CPS)社会を支える光・電波融合システム
1.1 光・電波の伝送メディアに無依存なアクセスネットワークの進展
1.1.1 Beyond 5Gで繰り広げられる技術議論
1.1.2 周波数割当と通信容量増大のための高周波利用
1.1.3 100Gbps超級ミリ波/テラヘルツ波光ファイバ無線技術(RoF:Radio over Fiber)
1.1.4 周波数基準信号配信の通信/レーダーシステム応用
1.2 光ファイバ通信の大容量化の歴史と、その世界を変えたデバイス技術
1.2.1 光ファイバ通信技術の進展と課題
1.2.2 空間多重光伝送・大波長空間利用などの将来の超大容量光ファイバ通信技術
1.2.3 車載光ネットワークやデータセンタへ向けた超大容量光インターコネクト
1.3 光ファイバ以外の光情報通信技術
1.3.1 100Gbps超級・大容量光無線通信技術(OWC:Optical Wireless Communication)
1.3.2 海底通信技術
1.3.3 光給電技術(PoF:Power over Fiber)
2 大容量情報通信を支えるパッシブ光デバイス技術
2.1 光ファイバの基礎と設計、応用技術
2.1.1 光ファイバの種類と諸特性
2.1.2 マルチコアファイバへの技術進展
2.2 光集積化のための光導波路デバイス技術
2.2.1 光導波路構造の種類と応用技術
2.2.2 モード結合理論と光位相を読むための光ハイブリッド回路
2.2.3 ジョーンズベクトルによる偏波解析
3 光・電波融合のためのアクティブ光デバイスと機能集積技術
3.1 光電変換デバイスの基礎と応用
3.1.1 電気/光(EO:Electrical to Optical)変換のための光変調デバイス技術
3.1.2 光/電気(OE:Optical to Electrical)変換のための超高速受光デバイス技術
3.1.3 OE / EO変換による周波数ミキシング、光による高周波発生や周波数配信等
3.2 光ゲインデバイス/発光デバイスの基礎と応用
3.2.1 発光からレーザへ(ファブリペロー共振器、レーザのレート方程式解析等)
3.2.2 デバイスのための半導体材料選択とデバイス加工プロセス技術
3.3 機能集積のための異種材料融合技術
3.3.1 シリコンフォトニクスの進展
3.3.2 シリコンフォトニクスと半導体ナノ粒子:量子ドットの異種材料融合
3.3.3 ヘテロジニアス集積光デバイスの動向と将来
4 まとめと質疑応答
4.1 CPSの未来の俯瞰とBeyond 5Gデバイス・システム技術の重要性