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☆☆☆Web配信セミナー☆☆☆

『パワエレから高周波までの広範囲における電子機器のEMC対応設計』 



 S220608AW



 ☆☆☆本セミナーは、Zoomを使用して、行います。☆☆☆


開催日時:2022年6月8日(水)10:30-16:30
受 講 料:1人様受講の場合 51,700円[税込]/1名
     
1口でお申込の場合 62,700円[税込]/1口(3名まで受講可能)


 ★本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「Zoom」に依存しますので、ご自分の環境が対応しているか、
 お申込み前にZoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認下さい。

 ★インターネット経由でのライブ中継ため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。
 講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。

 ★受講中の録音・撮影、スクリーンキャプチャ等は固くお断りいたします。

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講 師

 

 前野 剛(まえのつよし) 氏 

   株式会社クオルテック EMC研究室 室長(工学博士) / 元デンソー EMC担当部長

 <経歴>  1972年3月 東北大学 工学部 通信工学科 卒業。
 2009年3月 名古屋工業大学 工学研究科 博士後期課程 修了。
 1972年4月 日本電装株式会社(現在の株式会社デンソー) 入社。
  電子技術部にて約25年間車載電子製品の新製品開発~量産化に従事(担当製品は無線機器、車載ソナー製品、ナビゲーションシステム、ボデー系電子機器)。通信品質保証部長を経た後、EMC担当部長として、全社EMC技術の統括に従事。
 2008年8月 株式会社デンソー定年退職、その後再雇用され、EMC全社対応に従事。
 2012年9月 株式会社デンソー再雇用満期終了後、株式会社クオルテック入社。
  EMCの技術研究を続けながら、顧客のEMCコンサルティングを行い、現在に至る。
<学協会活動>   2002年7月~2007年7月 電子情報通信学会環境電磁工学研究専門委員会 委員
 2002年7月~2012年8月 中部エレクトロニクス振興会電磁環境委員会 副委員長
 2002年4月~2004年3月 自動車技術会電子電装部会CISPR分科会 幹事
 2004年4月~2008年3月 自動車技術会電子電装部会 部会長
 2006年10月~現在    日本能率協会企画委員会(EMC) 委員
<所属学会>   電気学会、電子情報通信学会、自動車技術会、各会員。

 セミナーの概要

 

 近年の電子システムは複雑化、メカトロ化の増大、信号処理の高速高周波化により、そのEMC対応設計も広い周波数範囲にわたり、難しくなってきています。
 そんな中で旧来からの設計慣習に囚われたり、原理を良く理解しないために誤った設計をしている例も散見されますが、それらも含め、ここでは回路基板設計から電子ユニット化、システム化に至るまでに必要と思われる事柄について、実際の事例や実験結果に基づき、それらに物理的な考察を加えて解説いたします。
 民生機器、産業機器、車載機器などにおいてそれぞれの置かれている電磁環境、システム構成、規制などで違いはあるものの、EMC対応設計の基本的な部分はそれほど変わるものではないので、ここでは多くの事例は自動車用電子機器を取り上げ、極力、実践的、かつ各位の腑に落ちるように解説いたします。

 講義項目

 

 1 電子システムを取り巻くEMC環境概要
  1.1 ノイズの伝播とEMCおよび主な国際規格
  1.2 各種電子システムにおける電磁干渉とその特徴
    ・民生機器における電磁干渉
    ・産業機器における電磁干渉
    ・車載機器における電磁干渉
  1.3 自動運転時代を見据えた車載電子システムのEMCにおける課題
    ・電磁環境の時代による変化
    ・車載機器における大電力化と高周波化


 2 電子機器とシステム化における対EMC設計のポイント
  2.1 電子システムの構成と発生するノイズ
  2.2 ノーマルモードとコモンモードの雑音電流およびその実際
  2.3 電子機器単体とシステム化における設計上の切り口


 3 回路基板設計からシステム全体までのEMC設計
  3.1 高周波ノイズ電力伝送の基本的考え方~場による考察と実験検証~
  3.2 回路基板におけるノーマルモード雑音電流流入出の抑制
   3.2.1 配線間クロストークの要因とその抑制~電界結合と電磁誘導結合~
   3.2.2 グラウンドに設ける回路間分離用スリットの是非
   3.2.3 信号配線パターンの引き回しとガードトレースの考察
   3.2.4 信号配線の層間移動がノイズ性能に及ぼす影響の考察
   3.2.5 デカップリングの種類とその効果の考察
  3.3 回路基板の筐体への装着に伴うコモンモードノイズ発生の抑制
   3.3.1 金属筐体と回路グラウンドの接続の考察
   3.3.2 放熱を必要とするデバイスのグラウンド処理
  3.4 電磁遮蔽の考察
   3.4.1 シールド筐体の電磁遮蔽効果と弊害
   3.4.2 電磁波吸収体装着によるノイズ抑制効果と弊害
  3.5 システム化に際してのEMC対応設計
   3.5.1 位置的に晒される電磁環境と対策事例
   3.5.2 コモンモード雑音電流の影響が大きいシステム構成と対策事例
   3.5.3 電動車両における高電圧大電流システムの構成例と課題
  3.6 配線の考察
   3.6.1 ワイヤハーネスの現状と課題
     ・ワイヤハーネスの這い回しとノイズ拡散の考察
     ・機器—ワイヤ間接続の現状と課題
   3.6.2 対ノイズ性能を考慮した配線材と電磁遮蔽の原理
   3.6.3 シールドケーブルの取扱い
     ・ケーブルの配線端部処理による電磁遮蔽能力劣化の検証
     ・外部導体接地方法の違いによる影響の検証~1点接地と多点接地~
     ・機器への接続の現状と課題~電動車両と産業機器の事例と考察~


 4 設計手順とEMC-DR



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