JMS1206
★Webセミナー(Zoomウェビナーによるライブ配信)として開催いたします。 会場での受講はありません。
『自己修復材料の基礎と設計及び応用展開【LIVE配信】』
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開催日時 |
2023年12月6日(水) 9:55~16:30 |
開催場所 |
【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。
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受講料
(税込) |
1名様 54,780円(税込) テキストを含む
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備 考 |
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
□特記事項
講演会は受講者数が規定に達しない場合中止する場合があります。
尚、請求書は開催が決定した場合のみ送付いたします。
写真撮影、録音、録画を禁止いたします。
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主 催 |
(株)ジャパンマーケティングサーベイ |
※請求書、招待メール等は、(株)ジャパンマーケティングサーベイより送付いたします。
講演テーマ講師 |
10:00~13:00
「自己修復材の基礎と将来展望」
宇都宮大学 工学部 准教授 博士(理学)
為末 真吾 氏
13:00~14:00 休憩時間
14:00~16:30
「シルセスキオキサン微粒子を用いた自己修復有機・無機ハイブリッド材料の設計と応用」
山形大学 教授 大学院有機材料システム研究科
有機材料システム専攻 博士(工学)
森 秀晴 氏
※各講演時間に5分程度の質疑応答を含みます。
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講演内容 |
1. 自己修復材の基礎と将来展望
宇都宮大学 為末 真吾 氏
人間の皮膚の様に時間の経過とともに自動的に傷を修復する自己修復材料は、人工皮膚
などの医療分野や、塗料などの工業的な分野など幅広い分野から注目される材料である。
この自己修復材料について、これまでに報告されてきた自己修復材料にはどのようなものが
あるのかを紹介する。その際に自己修復材料に用いられている原理(例えば、水素結合、
イオン結合、配位結合など)を紹介していく。それぞれの自己修復原理について、長所と
短所をともに解説していく予定である。さらに、これまでに講演者が作製してきたいくつか
の自己修復材料について併せて紹介する。
2. シルセスキオキサン微粒子を用いた自己修復有機・無機ハイブリッド材料の設計と応用
山形大学 森 秀晴 氏
近年、製品耐久性や安全性向上に伴う省資源・省エネルギー、さらにはSDGsに繋がる
技術として自己修復材料が注目されているが、修復性の観点から主に柔らかい高分子材料が
用いられてきた。一方、硬い無機材料であるガラスは靭性が低く熱運動性が著しく遅いため
自己修復は困難であると考えられていた。また、高分子材料の機械的・熱的特性を改善する
ために、無機、フィラー、炭素材料などが導入されたナノ複合材料が数多く開発されている
が、分子鎖運動性に起因する自己修復性と良好な界面相互作用に由来する機械的強度との
トレードオフ解消は依然として困難であり、技術的なブレークスルーが必要であった。
近年、我々はケイ素系ナノ材料であるシルセスキオキサン微粒子を用いて硬さ・弾性率と
自己修復機能といった相反する特性を併せ持つ自己修復有機・無機ハイブリッド材料を
開発した。本講座では、自己修復ガラスや自己修復複合材料に関する研究動向を紹介すると
共に、多官能性シルセスキオキサン微粒子から自己修復材料へと展開した我々の取り組みを
紹介する。 |
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