

☆☆☆Web配信セミナー☆☆☆
『基礎から説明する
効率的な新製品開発のための
信頼性加速試験の進め方』
〜実務者に加速試験の特徴と基本を踏まえた運用と注意すべきポイントを解説〜
S200213A

☆☆☆本セミナーは、Zoom/ウェビナーを使用して、行います。☆☆☆
開催日時:2020年4月27日(月)10:00-16:30
会 場:オーム ビル(千代田区神田錦町3-1)
受 講 料:お1人様受講の場合 47,000円[税別]/1名
1口でお申込の場合 57,000円[税別]/1口(3名まで受講可能)
***関連セミナー*** 『基礎から説明するFMEAの基本と活用のポイント』(2020年6月2日(火))

原田文明(はらだふみあき) 氏
D-Techパートナーズ(元 富士ゼロックス)
<略歴> |
1983年、富士ゼロックス入社。信頼性管理部門で開発商品の信頼性管理、信頼性評価及び試験、加速試験法・解析手法,信頼性予測手法開発に従事。設計段階での部品信頼性の評価および設計検証業務を統括する傍ら開発部門や品質保証部門に対する信頼性技術指導を担当。
2010年に現在の富士ゼロックスアドバンストテクノロジー(株)で品質保証&安全環境評価部長として信頼性評価技術戦略、品質保証プロセスの体系化と品質保証システムの構築および安全環境評価業務を統括。2014年に定年退職。現同社シニアアドバイザー。
外部活動としてIEC国際標準化委員、IEC TC56 WG2(信頼性技法)主査、東京都信頼性研究会アドバイザー、大学講師(非常勤)、日本品質管理学会評議員、日本信頼性学会会員、電子情報通信学会会員、JIS制定委員ほか
|

|
信頼性は時間に依存する性質を持つ品質特性で、良品の発生する故障を減らすことが重要です。またその範囲はディペンダビリティ(総合信頼性)として安全や保全性などへと拡大しています。
短期開発が求められる中で、加速試験の活用は魅力的なフレーズです。加速試験は通常よりも厳しい条件で短期間に信頼性を確認できるので、その条件や方法が注目されます。しかし、本来の加速試験の狙いは、信頼性の計測ではなく、故障解析などのノウハウを活用して技術課題の早期改善をすすめ、効率的な新製品開発を実現するものです。不具合を「見つけて治す」だけで、高い信頼性の製品を効率良く開発することはできません。
この講座では実務者を対象に、信頼性と加速試験の考え方について基本的なモデルとデータ解析方法を交えて、効率的な製品開発という観点から、加速試験の特徴と基本を踏まえた運用と注意すべきポイントについて紹介します。
|

*演習を行います。関数電卓(スマホにその機能があればスマホでOKです)をご持参ください。
1 品質保証と総合信頼性
1.1 品質保証が必要なのか
1.2 「時間依存の品質」の特徴とディペンダビリティ(総合信頼性)
1.3 ディペンダビリティの概要と要求される理由(事例からの教訓)
1.4 信頼性の基礎概念と保証の難しさへ
2 信頼性の設計と解析
2.1 信頼性の設計・評価と信頼性試験
2.2 設計ノウハウの伝承と信頼性試験の役割
2.3 定型試験と非定型の信頼性試験の特徴と活用上の注意
2.4 最小の試験規模、サンプル数の決め方…演習
2.5 信頼性データの特徴と解析
2.6 時間データの解析(ワイブル解析)と結果の見方…演習
3 加速方法とモデル
3.1 加速の方法とその注意点
3.2 信頼性改善のためのモデルの活用
3.3 故障物理モデルの活用(アレニウスモデル、SSモデル他)…演習
3.4 故障物理モデルと数理モデルの活用
3.5 加速試験の実施タイミング
4 加速試験の進め方の実際
4.1 加速試験の準備と支援情報
4.2 機器の加速試験の役割・特徴と実際
4.3 部品の加速試験の役割・特徴と実際
4.4 信頼性の設計と評価における加速試験の活用とポイント
4.5 活用事例と加速試験マネジメントの要点…演習
4.6 加速試験の限界
まとめ
質疑応答
*参考 加速試験の国際規格とその概要
