

☆☆☆Web配信セミナー☆☆☆
『基礎から説明するFMEAの基本と活用のポイント』
〜時間に依存する品質特性の特徴とFMEAが有効な理由を
基礎から紹介し、設計や工程での不具合発生の予防に役立てる〜
S200319A

☆☆☆本セミナーは、Zoom/ウェビナーを使用して、行います。☆☆☆
開催日時:2020年6月2日(火)10:00-16:30
受 講 料:お1人様受講の場合 47,000円[税別]/1名
1口でお申込の場合 57,000円[税別]/1口(3名まで受講可能)
***関連セミナー*** 『基礎から説明する効率的な新製品開発のための信頼性加速試験の進め方』(2020年7月28日(火))

原田文明(はらだふみあき) 氏
D-Techパートナーズ(元 富士ゼロックス)
<略歴> |
1983年、富士ゼロックス入社。信頼性管理部門で開発商品の信頼性管理、信頼性評価及び試験、加速試験法・解析手法,信頼性予測手法開発に従事。設計段階での部品信頼性の評価および設計検証業務を統括する傍ら開発部門や品質保証部門に対する信頼性技術指導を担当。
2010年に現在の富士ゼロックスアドバンストテクノロジー(株)で品質保証&安全環境評価部長として信頼性評価技術戦略、品質保証プロセスの体系化と品質保証システムの構築および安全環境評価業務を統括。2014年に定年退職。現同社シニアアドバイザー。
外部活動としてIEC国際標準化委員、IEC TC56 WG2(信頼性技法)主査、東京都信頼性研究会アドバイザー、大学講師(非常勤)、日本品質管理学会評議員、日本信頼性学会会員、電子情報通信学会会員、JIS制定委員ほか
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FMEAは不具合発生を未然に防止する方法として、設計、生産工程、医療など様々な分野で活用される手法です。それでも「何の役に立つのか分からない!」「手間が掛かりすぎ!」「故障と故障モードって何が違うの?」という声は多く聞かれます。
信頼性とは「良品がこれからも機能を失わない性質」です。FMEAは不具合の可能性を見つけ、多くの知識を集めて十分な余裕を確保して、対策に繋げる信頼性を確保する技法です。
FMEAを活用するには、その基本を理解して、効率的に不具合を予測することがポイントです。そのためには、型通りに作るのではなく、解析の対象と目的を明確にして、必要な情報を集め、知識や経験をうまく生かすことが大切です。
この講座では、時間に依存する品質特性の特徴とFMEAが有効な理由を基礎から紹介し、設計や工程での不具合発生の予防に役立てるために、運用と注意すべきポイントについて紹介します。
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1 品質保証と総合信頼性
1.1 品質保証が必要なのか
1.2 品質の持つ多面性と「時間依存の品質」の特徴
1.3 ディペンダビリティ(総合信頼性)の概要と要求される理由(事例からの教訓)
1.4 信頼性の基礎概念と保証の難しさ
2 時間に依存する品質をどう作るか
2.1 検査やチェックでは確保できない品質の特徴
2.2 品質づくりと予測の役割
2.3 不具合の是正の前に、不具合を発生させない
3 FMEA基本と体系的な理解
3.1 信頼性設計とFMEAの基本
3.2 やらない理由/やりたくない理由と形骸化する理由
3.3 モードとは何か、モードに着目する理由
3.4 FMEAで何が分かり、どう改善に繋げるのか
3.5 なぜFMEAが有効なのか、必要なのか
4 FMEAの特徴と進め方
4.1 FMEAの準備とリソースと基本ステップ
4.2 故障モードの抽出とその影響解析…演習
4.3 モード(故障、エラー)の理解と抽出のための準備
4.4 FMEAで何が分かるのか(リスクの抽出とアセスメント)
4.5 何時、どこでFMEAを行うのか
4.6 FMEAシートと解析の進め方とFMEAの弱点/限界
5 FMEAの活用
5.1 問題解決の基本ステップ
5.2 FMEAの準備と必要な情報
5.3 機能FMEAと工程FMEA
5.4 設計FMEAの特徴と実施のポイント
5.5 工程FMEAの特徴と実施のポイント
5.6 他の手法との使い分け
5.7 必要なメンバーとマネジメントによるリーダーシップの重要性
まとめ
再発防止・未然防止の基本と根本原因解析への活用
質疑応答
