講 師 |
藤本幸一郎 氏 NEC(日本電気株式会社) 新事業推進本部 主席主幹 エバンジェリスト
【ご専門】
情報通信
【ご経歴】
1993年 日本電気株式会社入社 局用交換機開発
1995年~ 黎明期のインターネット関連事業領域の開拓(R&D、新事業開拓・事業開発)
2002年~2008年 NECアメリカ社(米国シリコンバレー) 事業開発ディレクター、ベンチャー企業リエゾン・投資
2008年~ 経営企画部/事業開発部 スマートグリッド、MVNO、SDN、NFV等の事業推進
2017年~ 現職で5Gを推進
通信関連の団体委員や技術フォーラムのプログラム委員等を歴任、技術セミナー等で講演多数、技術書著作・論文他
|
受講対象・レベル |
IT関連や通信関連の業務に携わっている方、また業務で5G技術の動向を知識として活かしたい方。
|
必要な
予備知識 |
特に予備知識は必要ありませんが、IT関連や通信関連のお仕事に接している方、もしくはご興味のある方であれば、理解がしやすい内容です。
|
習得できる知識 |
5G技術の基本的な考え方を開発された背景から知り、最新のネットワーク構成技術、基地局に関する知識、実際に適用されるユースケースを具体例で学ぶことが出来る。今後5Gを活用したシステムやサービスを検討するための知見を習得出来る。
|
趣 旨 |
5Gは2020年以降普及が期待される次世代の無線通信技術です。これまでのスマートフォンに代表される人と人のコミュニケーションとしての基盤をより高度に発展させるだけではなく、AIやIoT時代のモノ・コトをつなぐ新たな通信基盤としても期待されています。日本の政策においてもSociety5.0を実現する基盤技術として開発が進められています。そのために日本ではローカル5Gという制度が導入され、ビジネスモデルが変わり、新たなプレイヤーの参画を得て新たなユースケースの登場も期待されています。このローカル5Gを含めた5G技術の基本的な考え方から開発の背景を解説し、最新のネットワーク構成技術、基地局に関する技術、実際に適用されるユースケースを具体的に解説します。
|
講義項目 |
1 5G技術導入の目的・社会的意義と最新の方向性について
・デジタル化社会と5G
・無線通信技術の自由化、パラダイムシフト
・インターネットと5Gの関係
・社会価値創造をもたらす5G
2 5G技術の特徴
・技術概要
・標準化動向
・3つの特徴
・目標とする性能
・他の通信技術との違い(4G、Wi-Fi)
3 5Gを構成する要素
・5Gの基地局
・5Gのネットワークシステム
・5Gと仮想化・クラウド化
・エッジコンピューティング
4 キャリア5Gとローカル5Gの動向
・電波割り当ての状況
・5Gに関する政策
・キャリア5Gとローカル5Gの特徴・違い
・ローカル5Gとは
・ローカル5Gがターゲットとするユースケース
・ローカル5G普及に向けた取り組み
・ローカル5G普及の課題
5 5G基地局について
・5G基地局の特徴
・5G基地局の構造
・5G基地局の設置・整備
・キャリア5Gとローカル5Gの基地局
6 実証実験
・総務省実証関連の紹介
・その他の具体的実証の紹介
・事例:ビデオ上映含む
7 様々なユースケース
・産業界からのニーズ
・期待されているユースケース
・地方創成に関するユースケース
【質疑応答・名刺交換】
|