オンラインセミナー
Zoom
屋内外ナビゲーションのための
3次元測位技術 ~カメラ,IMU,BLEを用いた手法の概要~
S210210NW
Zoomオンラインセミナー
開催日時:2021年2月10日(水) 13:00-16:30 (12:55受付開始)
受 講 料:お1人様受講の場合 43,000円[税別] / 1名
1口でお申込の場合 57,000円[税別] / 1口(3名まで受講可能)
< 略 歴 >
2006年3月 慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 卒業
2007年9月 慶應義塾大学大学院 開放環境科学専攻 修士課程 修了
2010年9月 慶應義塾大学大学院 開放環境科学専攻 博士課程 修了
2010年10月-2012年6月 フランス国立情報学自動制御研究所 博士研究員
2012年7月-2014年3月 株式会社 東芝 研究開発センター
2014年4月 九州大学 大学院システム情報科学研究院 助教
2018年4月 現職
拡張現実感のためのコンピュータビジョン技術の研究に従事.2012年より3年間,拡張現実感に関する
国際会議International Symposium on Mixed and Augmented Reality(ISMAR)の論文選定委員を歴
任.2015年のISMAR及び2016年のVR学会で開催されたvisual SLAMの性能を競うトラッキングコンペ
ティションを運営.visual SLAMのオープンソースのライブラリであるATAM(Abecedary Tracking
and
Mapping)を開発[1].拡張現実感に用いられる位置合わせ技術に関する本[2]や解説論文[3]を執筆.
[1] https://github.com/CVfAR/ATAM
[2] AR(拡張現実)技術の基礎・発展・実践 (設計技術シリーズ),科学情報出版(第一章担当)
[3] E.Marchand, H.Uchiyama and F. Spindler, “Pose Estimation
for Augmented Reality:
A Hands-On Survey,” IEEE Transactions on Visualization
and Computer Graphics,
vol.22, pp.2633-2651, 2016.
測位とは,ある空間におけるデバイスの位置を算出する技術の総称です.屋外であれば,Global Navigation Satellite
System(GNSS)から得られる信号によって緯度経度を取得できます.一方,GNSSの信号の届きにくい屋内などで測位を
実現するために,様々なデバイスを用いた測位技術の開発が盛んに行われています.特に,屋内外での測位を実現す
ることは,位置情報をキーとしたサービスであるロケーションベースサービスや,様々な位置情報を解析することによって
得られるロケーションインテリジェンスの創出のためにも重要な技術です.既存の技術に対しても,高精度化や省エネ化
等も課題としてあります.
本セミナーでは,International Conference on Indoor Positioning and Indoor Navigationで毎年開催されている屋内外
測位のコンペティションの参加を通じて得られた知見とともに,最新技術の動向を紹介します.特に,カメラ,IMU,BLE
(ビーコン)の3つの観点から技術を紹介いたします.測位の問題を絶対測位と相対測位に分類し,さらに各デバイスが
どのように各測位問題に対して利用されているかについて,近年提案されている手法を中心に紹介します.特に,移動
体として人,自動車,ドローンを扱った場合を紹介します.
本セミナーを理解する上で必要な知識を基礎から説明いたします。中規模や大規模な屋内
外で安定な測位をする上で、様々な技術の知識を一通り紹介し、実問題において適切なシ
ステムデザインができる知識を習得することを目的とします。
1. カメラを用いた測位(Visual SLAM)
2. IMUを用いた測位(Dead reckoning)
3. BLEを用いた測位
4. IPINでのコンペティション