

☆☆☆Web配信セミナー☆☆☆
『製品開発における2つの加速試験の使い方』
S251127AW

☆☆☆本セミナーは、Zoomを使用して、行います。☆☆☆
開催日時:2025年11月27日(木)10:00-16:30
受 講 料:お1人様受講の場合 53,900円[税込]/1名
1口でお申込の場合 66,000円[税込]/1口(3名まで受講可能)
★本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「Zoom」に依存しますので、ご自分の環境が対応しているか、
お申込み前にZoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認下さい。
★インターネット経由でのライブ中継ため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。
講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。
★受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。

原田文明(はらだふみあき) 氏
D-Techパートナーズ(元 富士ゼロックス)
| <略歴> |
1983年、富士ゼロックス入社。信頼性管理部門で開発商品の信頼性管理、信頼性評価及び試験、加速試験法・解析手法,信頼性予測手法開発に従事。設計段階での部品信頼性の評価および設計検証業務を統括する傍ら開発部門や品質保証部門に対する信頼性技術指導を担当。
2010年に現在の富士ゼロックスアドバンストテクノロジー(株)で品質保証&安全環境評価部長として信頼性評価技術戦略、品質保証プロセスの体系化と品質保証システムの構築および安全環境評価業務を統括。2014年に定年退職。現同社シニアアドバイザー。
外部活動としてIEC国際標準化委員、IEC TC56 WG2(信頼性技法)主査、東京都信頼性研究会アドバイザー、大学講師(非常勤)、日本品質管理学会評議員、日本信頼性学会会員、電子情報通信学会会員、JIS制定委員ほか
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開発期間の中で、信頼性の評価を短縮することは重要です。信頼性が高いとは“丈夫で長持ち”することですから、信頼性を検証するのは、ハードソフトを問わす、長い時間が必要になります。
加速試験とは「通常よりも厳しい条件で行われる試験」の総称で、早くに問題を顕在化したり、試験期間を短縮したりするのに有効な方法です。一方、同じ故障メカニズムであることや、加速率が分かっていることなどの問題を持っています。製品開発で活用するには、加速試験の特徴を理解して、早い段階で、未知の故障を見つけ、既知の故障は改善されていることを確認する必要があります。
本セミナーでは、開発期間の短縮のために加速試験に着目し、加速試験の成立する条件や、早く故障に対策したい、また早く信頼性を推定したいという、2つの加速試験の特徴を解説します。さらに、その上で必要となるワイブル解析や故障物理モデルについて紹介します。
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1 製品開発の短縮
1.1 製品開発に時間がかかる訳
1.2 信頼性をどうやって確認するか
1.3 加速試験の実施と役割
2 加速試験とは
2.1 加速の考え方(早く結果が出てもダメ)
2.2 加速が成立する条件
2.3 時間加速と動作加速
2.4 判定加速のメリットと注意
3 故障率と寿命の加速
3.1 2つの加速試験
3.2 故障メカニズムとは
3.3 既知の故障に対する加速試験
3.4 未知の故障に対する加速試験
3.5 定型試験の利用
4 故障が既知の場合の加速
4.1 故障メカニズムに基づく加速の進め方
4.2 計画の注意点と周辺情報…演習
4.3 試験条件の決め方
4.4 加速試験でわかる範囲
4.5 数理モデルの利用点
5 故障が未知の場合の加速
5.1 故障率の予測と寿命の予測
5.2 市場情報の重要性
5.3 試験の実施上の注意
5.4 新しい故障の発生と対策
5.5 加速試験の結果の扱い方
6 代表的なモデルと定性的な加速
6.1 故障物理モデル(アレニウスモデル、ストレス強度モデル、累積損傷モデル)
6.2 ワイブル分布と解析
6.3 加速試験でワイブル解析が重要な理由
6.4 定性的な加速試験(HALT)と注意
7 まとめ
7.1 加速試験のJIS規格
7.2 開発期間とリスク
7.3 信頼性は設計で決まる
7.4 それぞれの役割
