リチウムイオン電池
正極塗工の基礎と
正極水系塗工の最新動向
S240625NW
本セミナーは Zoomを使用いたします。
開催日時:2024年6月25日(火)13:00-16:30 (12:55受付開始)
受 講 料:お1人様受講の場合 51,700円[税込] / 1名
1口でお申込の場合 66,000円[税込] / 1口(3名まで受講可能)
リチウムイオン電池はその黎明期より正極活物質をフッ素系バインダーと有機溶媒でスラリー化し、
これを塗工、乾燥して電極を作ってきた。リチウムイオン電池を知らない人から見たら、「なぜ水を使
わず、有機溶媒を使うんだろう?」と考えるかもしれない。当然のことながらこれには深い理由がある。
しかし、最近ではこの有機溶媒を出来るだけ使わない方法が求められる事が多くなり、それに併せて、
様々な製造方法の提案がされている。正極を水系スラリーで塗工したらどうかという提案もその一つだ。
そこで、今回はリチウムイオン電池の製造プロセスで有機溶媒を使ってきた理由、水系への切り替えの
可能性とその現実について説明していきたいと考えている。
1. リチウムイオン電池の市場
2. リチウムイオン電池の製造方法
2.1 どんな材料を使っているのか
2.2 現行製造プロセス
2.3 NMP使用の問題点
2.4 なぜNMPを使用し続けてきたのか
3. 正極水系塗工
3.1 水系塗工の問題点
3.2 トヨタ自動車の動向から考える事
3.3 バインダーの事情
4. 各種規制との関連状況
4.1 欧州バッテリー規制
4.2 PFAS問題