トリケップス文献調査用資料 CD-WS145

はんだ接続の高信頼性化技術とその評価

刊行月:1993年4月、価格:53,240円(税込)
体裁:CDR、264頁
監 修
 田中和吉 日本電気コストコンサルティング株式会社
執筆者
 長谷川順雄 日本電気株式会社 信頼性品質管理部 主席技師長
 高治邦夫 島田理化工業株式会社 産業機器事業部 産機業務部 産機企画課 課長
 本田美智晴 株式会社日立製作所 生産技術研究所 民生実装センター
 佐々木信博 株式会社レスカ 代表取締役社長
 林 康介 日立テクノエンジニアリング株式会社 竜ヶ崎工場 設計部 部長
 渡邊改一 株式会社日本フィラーメタルズ 技術部 顧問
 武井利泰 沖電気工業株式会社 情報通信システム事業本部 高崎工場 基板実装部
      基板実装開発課 課長
 板津昌且 日本電気コストコンサルティング株式会社 マネージャ
 高橋洽太郎 すみだ中小企業センター 企業相談員
 榎本武明 オリンパス販売株式会社 機器販売本部 光機計測グループ グループリーダー
 畠山進一 株式会社三啓 特需部 精機グループ 課長
 奥山順市 ソフテックス株式会社 開発室 次長
 塚本 猛 日本電子株式会社 電子光学機器営業本部 販売促進グループ 次長
 坂田 浩 セイコー電子工業株式会社 科学機器事業部 営業部 応用技術課 係長
 小林茂樹 株式会社オムロンライフサイエンス研究所 常務取締役
 櫻井良樹 日本電気株式会社 FA事業部 センサ開発部 技術課 課長
 林 美明 オリンパス光学工業株式会社 応用研究部 精密計測研究室 第2営業部
      企画グループ 係長
 西田武彦 日立電子株式会社 特機本部 主管技師長
 村岡建樹 名古屋電機工業株式会社 オプトエレクトロニクス事業部 取締役事業部長
 仲田周次 大阪大学 工学部 教授

内容項目

第1章 はんだ接続を取り巻く環境
 第1節 総論~はんだ接続とPL問題
  1 プロローグ(マーフィーの法則が教えるもの)
  2 PLの本質
  3 はんだ付不具合が社会に及ぼす影響
  4 根本対策は正しいはんだ設計で
   4.1 はんだの基本性能
   4.2 はんだ付信頼性の決め手
   4.3 ニーズに合ったはんだ設計を
  5 PL対策としてのPS活動、その盲点を探る
   5.1 法・規格類の最新版管理
   5.2 設計上の欠陥 未然防止活動
   5.3 製造上の欠陥 未然防止活動
   5.4 安全性検証としての評価試験
   5.5 ドキュメンテーション管理
   5.6 ISO9000シリーズの勧め
   5.7 消費者への警告義務
   5.8 PL保険
   5.9 多い消費者の誤使用・不注意による事故
  6 エピローグ(はんだ接続信頼性、今後の課題)
 第2節 フロン・エタン規制の現状と課題
  1 概要
  2 脱フロン・脱エタン洗浄の動向
   2.1 脱フロン化の現状
   2.2 脱エタン化の現状
  3 代替洗浄液の動向
  4 洗浄装置の技術
   4.1 中小企業に最適な洗浄装置
   4.2 大企業に最適な自動洗浄装置
  5 おわりに
 第3節 接続技術の動向~0.3mmピッチスーパーファインソルダリングに向けて
  1 はじめに
  2 多ピンLSIの実装ニーズと狭ピッチLSI実装技術実用化の位置付け
   2.1 何らかの新機軸になる技術の期待
   2.2 無欠陥ソルダリングの追及
   2.3 0.5mmピッチ実装実用化が技術開発を督促
  3 工法選定~一括工法か個別工法か
   3.1 ソルダ供給方法がソルダリング工法選定のキーポイント
   3.2 部品搭載の位置制度と設計諸元ならびに製造技術
  4 ソルダ欠陥検査と信頼性問題
  5 おわりに
第2章 ソルダペーストの品質評価と試験方法/装置
 1 概要
 2 ソルダペースト関連規格の現状
 3 代表的な試験方法と装置
  3.1 粘度測定
  3.2 粘着性の測定
  3.3 ソルダボール
  3.4 絶縁抵抗試験
 4 試験法の発展動向
第3章 はんだ印刷技術とその評価
 1 概要
 2 ファインピッチ印刷の課題と対応
  2.1 ファインピッチ印刷の条件
  2.2 印刷精度の向上
  2.3 転写性の向上
  2.4 連続印刷性
  2.5 ファインピッチ用印刷機への要求項目
 3 印刷性の改良
  3.1 クリームはんだ
  3.2 マスク
  3.3 印刷機
  3.4 0.3mmピッチ印刷
 4 はんだ印刷の今後の展望
第4章 フラックスの信頼性とその評価
 1 はじめに
 2 多様化するフラックス
  2.1 フラックスの多様化
  2.2 誤使用の防止
 3 無洗浄フラックスとは
  3.1 無洗浄化の検討
  3.2 無洗浄フラックス技術
  3.3 低残渣フラックスの問題点
  3.4 RMAは無洗浄フラックスか
  3.5 RMAはノンハロゲンか
 4 フラックスの洗浄性
  4.1 フラックスと洗浄剤の適合性
  4.2 フラックス原料
  4.3 洗浄性の判定
  4.4 基板設計・部品形状と洗浄性
 5 水溶性フラックス
  5.1 基板実装用水溶性フラックス
  5.2 水溶性フラックスの欠点と利用
 6 フラックスの信頼性試験
  6.1 信頼性試験
  6.2 フラックス関連規格
第5章 はんだ接続の不良メカニズム
 1 はんだ接続不良とプリント回路板の品質
 2 代表的はんだ接続不良モードと発生メカニズム
  2.1 はんだ未接続不良(オープン不良)
  2.2 はんだブリッジ不良(ショート不良)
  2.3 その他の不良モード
 3 工程別不良要因と対策
  3.1 リフローはんだ付工程
  3.2 フローはんだ付工程
第6章 はんだ接続の信頼性とその評価
 1 はんだ接続の信頼性
  1.1 まえがき
  1.2 はんだ接続と信頼性
 2 信頼性不良の仕組み
 3 信頼性を高める故障物理
  3.1 故障物理とは
  3.2 故障モデルの適用
 4 信頼性不良事例
  4.1 電気化学的故障
  4.2 機械的故障
第7章 はんだ接続の故障解析と評価機器
 1 はじめ
 2 故障解析の考え方・進め方
 3 故障解析の手順
  3.1 非破壊検査・試験
  3.2 破壊検査・試験
  3.3 最終まとめ
 4 主な検査・試験項目
  4.1 外観検査
  4.2 顕微鏡等によるはんだ外観(表面・内部)の観察
  4.3 化学洗浄
  4.4 封止樹脂の剥離・溶解、パッケージの開封
  4.5 断面作成のための切断・樹脂埋め込み・研磨
 5 はんだ接続欠陥原因の種類と対策
  5.1 ピンホールおよびブローホール
  5.2 ボイド
  5.3 過剰はんだ
  5.4 オーバヒートとコールドソルダリング
  5.5 フラックスの残渣・腐食
  5.6 マイグレーション
  5.7 ウイスカ
 6 はんだ接続にかかわる故障解析事例
  6.1 部品実装プリント配線板のはんだ付部の解析
  6.2 鋼管(管状・カップ)端子コネクタのはんだ付欠陥解析
  6.3 地下鉄用無線送・受信装置の故障解析
 7 評価設備
  7.1 ズーム式実体顕微鏡SZ11/SZ60/SZ40シリーズ
  7.2 システム金属顕微鏡BHM
  7.3 ビデオマイクロスコープOVM1000
  7.4 切断機
  7.5 埋込機
  7.6 研磨機
  7.7 電子部品用軟X線テレビ検査装置
  7.8 走査電子顕微鏡
  7.9 オージェマイクロプロープ
  7.10 光電子分光装置
  7.11 原子発光分析装置
  7.12 原子吸光分光度計
  7.13 蛍光X線膜厚計
 8 むすび
第8章 はんだ接続部検査技術
 第1節 総論~微小化への対応と必要性
  1 高信頼性はんだ付けの検査には高信頼性技術が必要
  2 高信頼性技術を支える要素
   2.1 画像信号の安定化
   2.2 鏡曲面画像センシング
   2.3 三次元形状情報センシング
   2.4 ライン実装品質
  3 三次元はんだ付検査技術
   3.1 レーザ光スキャン方式
   3.2 多角度照明方式
  4 はんだ付検査工程の完全自動化条件
 第2節 CCDによる検査技術
  1 はじめに
   1.1 外観検査装置の運用状況と問題点
   1.2 投資効果計算
  2 検査原理
   2.1 基本原理
   2.2 撮像光学系
   2.3 照明性能
  3 ニュートラルネット技術の適用
   3.1 ニューラルネット技術概要
   3.2 はんだ付外観検査装置への適用事例
   3.3 評価事例
  4 今後の展望
 第3節 超音波による検査技術
  1 概説
  2 超音波探傷の原理
   2.1 超音波探傷法
   2.2 超音波内部画像の形成方法
  3 表面実装はんだ接続の評価
   3.1 超音波検査の対象
   3.2 はんだ接合部の内部画像
   3.3 はんだ接合部の評価例
 第4節 X線による検査技術
  1 なぜX線を用いるのか
  2 X線撮像
  3 X線透視画像からのはんだ厚みの検出
  4 良否判定方法
  5 欠陥判定
  6 摘出できる欠陥
  7 日立VH-8100はんだ付検査装置の概要
  8 操作者と被検査物の安全性
  9 今後の展望
 第5節 レーザによる検査技術
  1 はじめに
  2 レーザインスペクタの検査手法
   2.1 外観と接合強度
   2.2 検査原理
   2.3 はんだ形状の数値化
   2.4 レーザ光の掃引
   2.5 検査部位
  3 はんだ形状と数列
   3.1 形状測定とその復元
   3.2 はんだ形状と数列
   3.3 パーツごとの実例と数列
  4 品質管理機能
   4.1 パーツの差によるぬれ性評価
   4.2 基板としてのぬれ性評価
   4.3 出荷済み基板の詳細解析
  5 新機能
   5.1 PLCCの検査
   5.2 大型パーツの陰の部分のはんだ付検査
   5.3 自動プログラム
  6 リワークの方法
   6.1 座標データのプリントアウト
   6.2 不良箇所のマーク打ち
   6.3 リワークステーション
  7 主な仕様
  8 システム外形図(NLB-6000)
  9 今後の展望
第9章 マイクロソルダリング技術認定・検定試験の概要
 1 はじめに
 2 認定・検定制度の必要性
 3 認定・検定制度および認定・検定試験の内容
  3.1 マイクロソルダリング技術認定・検定制度について
  3.2 マイクロソルダリング技術者・マイクロソルダリング技術インストラクタ資格認定試験
  3.3 マイクロソルダリング技術検定試験
 4 マイクロソルダリング技術の教育とそのあり方
 5 認定・検定制度の将来展望



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