トリケップス文献調査用資料 CD-WS132

新版 超音波モータ

刊行月:1991年12月、価格:43,890円(税込)
体裁:CDR、230頁
執筆者 
 上羽貞行 東京工業大学 精密工学研究所 助教授
 富川義朗 山形大学 工学部 電気工学科 教授

内容項目

第1章 超音波モータ概説
 1 超音波モータの定義と歴史
 2 超音波モータの特徴と社会的ニーズ
第2章 超音波モータの原理と分類
 1 駆動原理
 2 変位の楕円運動の形成
 3 変位の楕円運動の励振方法
  3.1 直線振動体の場合
  3.2 共振モード・回転による方法(同形縮退モード利用の場合)
 4 電磁モータとの類似性
 5 変位拡大機構とその動作
 6 振動モードの組合わせによる超音波モータ
 7 超音波モータの分類
第3章 回転型モータ その1:円板状・円環状モータ
 1 モード回転型モータ
  1.1 円形板の面垂直共振モード
  1.2 モード・モータの比較
  1.3 モード利用・円板型モータ
  1.4 モード利用・円環型モータ
  1.5 面内共振モードとそのモータ
 2 モード非回転型モータ
  2.1 屈曲円板の同単相駆動・モータ
  2.2 伸び―屈曲(面内)利用モータ
  2.3 単一共振モード利用モータ
第4章 回転型モータ その2:棒状(ロッド型)・板状モータ
 1 縦―捩りモード利用構成
  1.1 構成と原理
  1.2 複合振動子型モータ
  1.3 縮退共振モード利用モータ
 2 モード変換型モータ
  2.1 構成と原理
  2.2 試作例と特性
  2.3 考察と意見
 3 単一共振子・組合わせモータ
  3.1 ロータ・共振子兼用縦―捩りモード利用モータ
  3.2 ロータ・サンドウィッチ縦―捩りモード利用モータ
 4 屈曲―屈曲モード利用モータ
  4.1 屈曲2重モード音片・モータ
  4.2 屈曲2重モード円筒・モータ
 5 矩形板や変形構造の超音波モータ
  5.1 異形縮退・縦―屈曲モード利用モータ
  5.2 屈曲定在波利用モータ
第5章 リニア型モータ
 1 リニアモータの概説
 2 他動式リニアモータ
  2.1 たわみ進行波型リニアモータ
  2.2 積層圧電セラミックス駆動リニア・モータ(構成と原理)
 3 自走式リニアモータ
  3.1 縦振動子との複合モータ
  3.2 たわみ振動子との複合モータ
  3.3 π型振動子利用モータ
  3.4 屈曲―屈曲モード・音片モータ
  3.5 (R,1)-(1,1)モード・孔あき円板モータ
  3.6 縦―屈曲モード、平板(棒)モータ
第6章 超音波モータの応用
 1 超音波モータの一般的応用
 2 カメラの自動合焦機構への応用
 3 時計への応用の試み
 4 カード搬送デバイス
 5 紙(シート)搬送への応用
 6 位置決め機構への応用
第7章 設計考察―複合振動子型を中心として―
 1 設計のための基礎事項
 2 等価回路と基礎特性
  2.1 等価回路
  2.2 諸特性
 3 特性設計
  3.1 特性設計
  3.2 モータサイズと出力トルク
  3.3 共振型縦振動系の設計
 4 過渡応答とモータ特性の測定
  4.1 過渡応答
  4.2 過渡応答測定によるモータ特性の推定
 5 摩擦駆動部に関する考察
  5.1 超音波モータにおける摩擦現象の取扱い
  5.2 摩擦駆動部に潤滑剤を用いた場合
補論1 圧電振動子の等価回路
 1 圧電振動子と基本関係式
 2 等価回路
  2.1 電気音響変換式と等価回路
  2.2 入力アドミッタンスによる等価回路
  2.3 Masonの等価回路
補論2 超音波モータ用振動子
 1 モノモルフ型・バイモルフ型
 2 ボルト締めランジュバン型振動子(BLT)
  2.1 構造
  2.2 解析方法
  2.3 縦・捩り複合振動子
  2.4 たわみ振動子
 3 超音波振動子のエネルギー変換効率
補論3 測定
 1 圧電振動子定数の低振幅測定
 2 圧電振動子定数の高振幅測定
 3 超音波モータ動作状態でのアドミッタンス測定
 4 振動子変位の測定
補論4 電源回路
 1 パワー用としての電源回路
 2 パルス駆動回路
補論5 摩擦材



  購入要領