トリケップス文献調査用資料 CD-WS119
磁性薄膜の測定法
刊行月:1990年12月、価格:43,890円(税込)
体裁:CDR、206頁
監 修
猪俣浩一郎 株式会社東芝
執筆者
宮島英紀 慶應義塾大学 理工学部 物理学科 助教授
猪俣浩一郎 株式会社東芝 総合研究所 金属セラミック材料研究所 研究主幹
高橋 研 東北大学 工学部 電子工学科 助教授
奥野 光 千葉大学 工学部 電気電子工学科 助教授
小池和幸 株式会社日立製作所 基礎研究所 主任研究員
松山秀生 株式会社日立製作所 基礎研究所 研究員
片山利一 工業技術院 電子技術総合研究所 量子材料研究室 主任研究員
柳沢雅広 日本電気株式会社 機能エレクトロニクス研究所 記憶研究部 研究課長
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第1章 磁性の基礎
1 概説磁気の単位系
1.1 SI単位系
1.2 cgs単位系の特徴
2 磁性概説
2.1 物質の磁性
2.2 磁性体の種類
2.3 磁性薄膜の特徴
3 磁性体の磁化
3.1 磁化の発現機構
3.2 磁化の温度・磁場依存性
3.3 金属・合金の磁化
3.4 酸化物・化合物の磁化
4 磁気異方性と磁歪
4.1 磁気異方性とその発現機構
4.2 磁歪とその発現機構
5 磁気構造
5.1 磁壁
5.2 磁区
6 磁化過程
6.1 磁壁移動過程と回転磁化過程
6.2 磁気ヒステリシス環線
7 電流磁気効果
7.1 電流抵抗
7.2 電流磁気効果
7.3 ホール効果
7.4 磁気抵抗効果
第2章 磁気異方性の測定法
1 緒言
2 磁気曲線による磁気異方性の測定法
3 トルク曲線による磁気異方性の測定法
3.1 測定原理
3.2 磁気異方性の求め方
3.3 薄膜への適用例
4 強磁性共鳴による磁気異方性の測定法
4.1 磁性共鳴の理論
4.2 磁気異方性がある場合の共鳴式
4.3 薄膜への適用例
4.4 人工格子膜への適用例
第3章 磁歪の測定法
1 概説
2 立法晶および六方晶での磁歪
2.1 単結晶での磁歪
2.2 多結晶および非晶質での磁歪
3 光学的計測法
3.1 計測原理と測定法
3.2 各種薄膜への適用例
4 その他の計測法
第4章 磁区観察法
第1節 磁区観察法-1
1 ビッター法
1.1 試料の表面処理
1.2 強磁性コロイド
1.3 磁区図形観察法
2 磁気光学的方法
2.1 システムの概要
2.2 画像処理法
2.3 磁区画像
3 ローレンツ顕微鏡法
3.1 デフォーカス法
3.2 スリット法
第2節 磁区観察法-2~スピン偏極走査電子顕微法
1 概説
2 磁区観察の原理と装置の構造
3 特長
4 画像取得時間の短縮
5 応用例
5.1 磁気ディスクの記録状態
5.2 磁気多層膜の端面観察
6 まとめ
第5章 ソフト磁性膜の磁気測定法
1 直流磁化曲線の測定法
1.1 誘導法
1.2 積分方法
1.3 薄膜測定の問題点
2 高周波透磁率の測定法
2.1 複素透磁率
2.2 測定の実際
3 高周波損失の測定法
3.1 損失の表現法
3.2 小振幅励磁の損失測定
3.3 大振幅励磁の損失測定
第6章 記録用磁性薄膜の測定法
1 はじめに
2 薄膜構造の測定法
3 垂直磁化膜の磁気測定法
3.1 磁化測定
3.2 垂直磁気異方性エネルギーの測定法
4 光磁気記録用薄膜の磁気光学効果測定法
4.1 磁気光学効果とは
4.2 磁気光学カー効果(またはファラデー効果)の測定法
5 人工格子の構造評価と巨視的な磁気測定
6 表面磁性の評価と表面磁気光学効果(SMOKE)
7 まとめ
第7章 薄膜のミクロ磁気測定法
1 緒言
2 核磁気共鳴吸収(NMR)
2.1 NMRの原理
2.2 NMRのデータ解析
2.3 スピンエコー法
2.4 薄膜への適用例
3 メスバウアー分光法
3.1 原理
3.2 内部転換電子メスバウアー分光法
3.3 メスバウアースペクトルから得られる情報
3.4 メスバウアー効果の観測できる原子核
3.5 測定装置と測定法
3.6 薄膜への適用
4 スピン偏極光電子分光
4.1 測定の原理
4.2 電子のスピン偏極度の測定
4.3 スピン偏極逆電子分光法
4.4 スピン偏極電子線エネルギー損失分光
第8章 薄膜の基本特性の測定法
1 薄膜の摩擦・摩耗特性の測定法
1.1 摩擦特性
1.2 薄膜の磨耗特性
2 薄膜の膜厚測定法
3 薄膜の機械的特性評価法
3.1 薄膜の機械的特性
3.2 薄膜の機械的性質の測定法
3.3 装置構造および測定原理
3.4 測定例
3.5 高速引掻試験機の構造
3.6 薄膜の疲労試験機の構造
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