トリケップス文献調査用資料 CD-WS066

~R&Dのための~磁気回路の計算法

刊行月:1987年9月、価格:43,780円(税込)
体裁:CDR、190頁
監 修
 山田 一 信州大学
執筆者
 山田 一 信州大学 工学部 電気工学科 教授
 山本行雄 長野工業高等専門学校 電気工学科 教授
 山沢清人 信州大学 工学部 電気工学科 助教授

内容項目

記号表
第1章 磁気回路の基礎
 1 磁気モーメント法と磁化
  1.1 磁気回路
  1.2 磁束密度と磁界の強さの関係
   〔例題1〕トロイダル磁心の磁界の強さ
  1.3 磁気モーメントと磁性材料の磁化
   〔例題2〕原子の磁気モーメントと磁化
  1.4 磁化と温度の関係
   〔例題3〕磁化の温度依存性のワイス理論による計算
 2 磁気異方性と磁性
  2.1 磁化容易方向と磁化困難方向
   〔例題4〕誘導磁気異方性と方向別透磁性
  2.2 磁気異方性エネルギー
   〔例題5〕鉄とニッケルの磁気異方性エネルギー
  2.3 磁歪
  2.4 磁歪の表現式
   〔例題6〕磁性棒の磁歪定数の計算
 3 磁区と磁化機構
  3.1 磁区と磁壁
   〔例題7〕バブル磁区の移動
  3.2 磁壁エネルギー
   〔例題8〕純鉄の180度磁壁の幅
  3.3 磁化機構
   〔例題9〕バルクハウゼン・ジャンプのメカニズム
  3.4 180度磁壁の移動による磁化
   〔例題10〕磁壁の移動と磁化曲線
  3.5 回転磁化
   〔例題11〕鉄微粒子の回転磁化
 4 磁気特性
  4.1 ヒステリシスループ
   〔例題12〕マイナーループ動作と消磁
  4.2 保磁力
   〔例題13〕磁壁エネルギーと保磁力の関係
  4.3 透磁率
   〔例題14〕磁化曲線と最大透磁率
  4.4 ヒステリシス損
   〔例題15〕磁気エネルギーと磁気随伴エネルギー
 5 演習問題
第2章 磁性材料の特性利用の基礎
 1 高磁束密度磁性材料の磁気特性
  1.1 磁性材料の自発磁化
   〔例題1〕鉄-コバルト合金で得られる最大の自発磁化の計算
  1.2 純鉄と炭素鋼
  1.3 ケイ素鋼とコバルト鋼
 2 高透磁率磁性材料の磁気特性
  2.1 高透磁率・低保磁力特性および低損失特性
   〔例題2〕ポプキンソン効果
  2.2 パーマロイ
  2.3 フェライト
  2.4 アモルファス磁性材料
  2.5 感温磁性材料
 3 永久磁石磁気回路
  3.1 パーミアンス線と動作点
  3.2 最大エネルギー積
   〔例題3〕希土類コバルト永久磁石回路のエネルギー積の計算
  3.3 磁気特性の安定性
  3.4 ハイブリッド磁石
   〔例題4〕ハイブリッド磁石の動作点
 4 永久磁石の磁気特性
  4.1 アルニコ磁石
  4.2 フェライト磁石
  4.3 希土類コバルト磁石
  4.4 Nd-Fe-B系磁石
 5 演習問題
第3章 直流磁気回路
 1 直流磁気回路
  1.1 電流による磁界
  1.2 円形電流による磁界
   〔例題1〕駐車検出用コイル
  1.3 ソレノイドによる磁界
  1.4 コイルと巻線
 2 磁気等価回路
  2.1 環状磁心の等価回路
   〔例題2〕磁気異方性センサの磁気等価回路
  2.2 磁束とインダクタンス
   〔例題3〕非線形磁心のL-I特性
  2.3 複合磁心
  2.4 磁路の長さの計算
   〔例題4〕調和平均半径の計算
  2.5 ギャップのある磁心の等価回路
   〔例題5〕ギャップのある磁心での磁束
  2.6 磁気回路と電気回路の比較
 3 磁束分布法による磁気回路の計算法
  3.1 反磁界
  3.2 反磁界係数
  3.3 棒状磁心の反磁界係数
   〔例題6〕棒鋼の励磁に必要な起磁力
  3.4 磁心の断面形状と反磁界係数との関係
   〔例題7〕ロッドアンテナ
 4 パーミアンス法による磁気回路の計算法
  4.1 漏れ磁束の考え方
  4.2 ギャップパーミアンスの計算法
 5.演習問題
第4章 交流磁気回路
 1 交流磁気回路の基礎
  1.1 R-L線形回路
  1.2 磁心の交流磁化
  1.3 磁化曲線と励磁電流
   〔例題1〕鉄損式
   〔例題2〕励磁電流
   〔例題3〕変圧器
 2 磁心の等価回路
  2.1 複素透磁率
   〔例題4〕複素透磁率の計算
  2.2 磁心の等価回路
   〔例題5〕複素インダクタンス
 3 磁気エネルギーと磁気力
  3.1 磁気エネルギー
  3.2 磁気力
   〔例題6〕直流ソレノイドの吸引力
 4 鉄損
  4.1 ヒステリシス損
   〔例題7〕ヒステリシス損の計算
  4.2 渦電流と磁束の浸透
  4.3 渦電流損
   〔例題8〕鉄板の厚さと渦電流損
  4.4 鉄損
   〔例題9〕鉄損分離法
 5 磁気遮蔽
  5.1 磁気遮蔽率
  5.2 直流磁界に対する磁気遮蔽
  5.3 交流磁界に対する遮蔽効果
 6 直流磁気回路と交流磁気回路の比較
 7 演習問題
第5章 有限要素法による磁気回路の計算法
 1 有限要素法の考え方と基本式
  〔例題1〕磁束線図
 2 磁束分布の計算結果
  〔例題2〕境界条件の代入法
 3 演習問題
第6章 電磁力
 1 電磁力の基本式
  1.1 電磁力の発生
   〔例題1〕非線形磁心の磁気エネルギーと磁気随伴エネルギー
  1.2 マクスウェルの応力
   〔例題2〕平板状リニアモータの推力
 2 電流力とその応用
  2.1 電流力の表現式
  2.2 電流力の応用
   〔例題3〕直流モータのトルク計算
 3 磁気力とその応用
  3.1 磁気力の表現式
  3.2 磁気力の応用
   〔例題4〕DM形ステッピングモータのトルク
 4 演習問題
第7章 磁気回路の測定法
 1 磁束測定
  1.1 磁心の形状パラメータとさぐりコイル
   〔例題1〕電子式電圧計による交流磁束測定
  1.2 直流および交流磁束測定
   〔例題2〕リニアパルスモータの歯先の磁束測定
 2 磁束密度測定
  2.1 磁電変換素子の特性
  2.2 ガウスメータ
   〔例題3〕磁束密度の単位
 3 磁化特性の自動計測
  3.1 磁化特性の自動計測法
  3.2 磁化特性の自動記録装置とパラメータ計算
   〔例題4〕永久磁石特性の自動記録
   〔例題5〕交流磁化特性自動記録装置の電圧レンジ
 4 鉄損測定
  4.1 エプスタイン装置による鉄損測定
   〔例題6〕エプスタイン装置の磁界
  4.2 単板試験装置による鉄損測定
   〔例題7〕Hコイルによる磁界の決定法
 5 演習問題
付録Ⅰ 電気回路の公式集
付録Ⅱ 磁気回路の公式集
付録Ⅲ 磁気回路関連図書
付録Ⅳ 国際単位系(SI)



  購入要領