トリケップス叢書　TR.5

実戦　誤り訂正技術

第1章　誤り訂正符号基礎概念
　1　ディジタル通信系のモデル
　2　ハミング距離、ハミング重み
　3　ガロア体
　4　ベクトル空間
　5　生成行列、検査行列
　6　多項式表現
　7　ガロア体演算ハードウェア
第2章　誤り評価技術
　1　線形符号の重み
　2　マックウィリアムスの恒等式
　3　グルバートのモデルとその拡張
　4　評価計算式と計算例
　　軟判定復号とは　/　消失　/　空消失　/　復号MAP　/　d-1個の消失にさらに誤りが混在する場合　/　符号のランダム誤り評価計算式
第3章　ブロック符号
　1　ハミング符号
　2　BCH符号
　3　RS符号
　4　符号の合成
　　積符号　/　連接符号　/　一般化積符号
第4章　ブロック符号のハードウェア
　1　符号化と符号器
　　生成行列を用いた符号器　/　生成多項式を用いた符号
　2　復号と復号アルゴリズム
　　復号の原理　/　ピーターソン復号法　/　バーレカンプ復号法　/　ユークリッド復号法　/　数値計算例　/　消失を含む場合の復号
　3　BCHデコーダ
　　RSデコーダの全体構成　/　データ遅延メモリとシステムクロック　/　シンドローム回路　/　ガロア体多項式演算回路　/　チェンサーチ回路　/　誤り数値計算回路　/　消失訂正　/　この他のRSデコーダ
第5章　畳込み符号
　1　畳込み符号器の構成
　　畳込み符号の生成と性質　/　畳込み符号器の例
　2　自由距離と列距離
　　トレリス線図とビタビアルゴリズム　/　最小自由距離　/　列距離
　3　線形符号
　　畳込み符号の線形性　/　検査行列とワイナーアッシュ符号
第6章　ビタビ復号
　1　信号伝送と最尤復号
　　信号伝送系の構成　/　硬判定と軟判定　/　最尤復号の概念
　2　ビタビ復号の原理とアルゴリズム
　　原理　/　ビタビ復号アルゴリズム
　3　パンクチャド符号化・ビタビ復号方式
　　原理　/　可変データ速度制御方式
　4　誤り率特性
　　ビット誤り率と自由距離　/　軟判定ビタビ復号のビット誤り率特性
　5　ビタビ復号器の構成
　　基本構成とその動作　/　実用的なビタビ復号器の構成
　6　通信システムへの応用例
　　ディジタル衛星通信システムへの応用　/　ディジタル移動体通信システムへの応用
第7章　符号化変調
　1　MSK信号を用いた符号化変調
　　MSK信号と位相木を用いた表現　/　MSK信号とその符号化変調
　2　トレリス符号化変調方式
　　ウンガーベック符号　/　8相PSK信号とウンガーベック符号　/　16相QAM信号とウンガーベック符号　/　応用例
　3　多次元符号化変調
　　格子と格子コセット　/　格子コセット上のトレリス符号
第8章 磁気記録符号
　1　符号化方式概要
　　要求特性　/　評価パラメータ
　2　性能評価
　　符号化効率　/　DCフリー特性
　3　固定長ブロック符号
　　8‐9変換符号　/　8-10変換符号　/　FEM符号
　4　可変長ブロック符号
　　(2,7)RLL符号　/　(1,7)RLL符号
付　録
　1　CRC表
　2　Zech対数表
　3　ガロア体のベクトル表現
　4　巡回群の説明