トリケップス叢書 TR.4
PRML信号処理技術
刊行日:1996年9月、価格:7,590円(税込)
体裁:B5判、230頁
監修:
新井 清
執筆者:
宮野光行 シーラスロジック株式会社 技術部 マスストレージプロダクト マネージャ
小林道夫 セイコーエプソン株式会社 研究開発本部 機能材料研究部 未来材料研究室 主事
岩永敏明 日本電気株式会社 機能エレクトロニクス研究所 メカトロニクス研究部 研究課
課長
竹下和幸 株式会社日立製作所 情報映像事業部 横浜本部 システム開発部 主任技師
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第1章 ディジタル磁気記録信号処理
1 記録再生過程における波形歪み
記録再生過程 / 波形歪みの影響 / データエラー要因の体系
2 波形干渉と記録限界
波形干渉の大きさ / 記録限界
3 波形等化
記録等化 / 再生信号の検出 / 再生等化
4 記録密度向上の条件
第2章 記録変調方式
1 変調方式の概念
磁気記録の特徴 / ディジタル磁気記録
2 記録変復調方式に要求される条件
微分特性とTmin、Tmax
3 変調方式の分類
ブロック符号化方式 / 変調方式の分類
4 各変調方式の特徴
ブロック符号化方式 / 逐次符号化方式 / 各方式の周波数スペクトル特性
5 変調方式の評価
コードパラメータの定義 / ディジタル磁気記録における変調方式の変遷
第3章 ベースバンド方式
1 ディジタル信号の伝送
伝送方式 / ベースバンド方式の基本機能 / 伝送符号の形式
2 ベースバンド伝送系
ベースバンド伝送系と信号 / 符号間干渉と判定誤り
3 ナイキスト条件
理想的なフィルタ特性 / 符号間干渉を発生させないフィルタ特性
4 ベースバンド伝送系の誤り率
ポーラ2進データ列伝送の場合 / ユニポーラ2進データ列伝送の場合 / n値データ列伝送の場合
第4章 PR符号化方式
1 デュオバイナリ符号化法
PR符号化法の背景 / デュオバイナリ符号 / デュオバイナリプリコーティング
2 伝送系の特性関数と波形応答
伝送路特性がcosine特性の場合 / 伝送路特性がsine特性の場合 / 伝送路特性がcosine2特性の場合 / 伝送路特性がsine2特性の場合
3 PR符号化方式の分類
分類と特徴
4 PRシステム
PR符号化システムの一般化 / 逆フィルタと干渉成分のキャンセレーション / プリコーダ / データ再生と誤り検出 / 多値信号PRシステム / PR伝送系の多項式表現 / 拡張PR方式
5 磁気記録・再生系におけるPR方式のモデル
PR方式の基本動作概念 / NRZ1のPR信号処理 / インタリーブドNRZ1;PR(1,0,-1)符号処理
6 PR方式の誤り特性
デュオバイナリの誤り特性 / 各PR方式のデータ検出誤り率 / 符号誤り評価法
7 PR符号化方式の特徴と問題点
特徴 / 問題点
第5章 PR符号の最尤復号法
1 最尤復号法
畳み込み符号と復号法 / 最尤復号法の考え方 / 最尤復号法に適する条件
2 ビタビ復号法のPR(1,0-1)符号への適用
PR符号化方式によるS/N改善効果 / データ復号処理 / ビタビ復号回路の構成
3 PRML方式の動向
ビタビ復号法の誕生 / PRML復号法の応用
第6章 PRMLのハードディスクへの応用〜PRML方式を使用したリードチャネルICについて
1 はじめに
2 概要
3 リードチャネルチップ
アナログ回路 / ディジタル回路 / ソフトターゲット検出 / チャネルクオリティモード
第7章 PRMLの光ディスクへの応用 <1>
1 光磁気記録の記録再生原理
2 光磁気記録の高密度化と信号処理
光磁気記録の高密度化技術 / 光磁気記録の記録方式と変調方式
3 光磁気記録のPRML
光磁気記録再生系の通信工学的取り扱い / 光磁気記録の記録再生系の特性 / 符号間干渉とナイキスト条件 / パーシャルレスポンス方式 / 相関波形と相関符号化 / PR(1,1)方式 / 波形等化 / ビタビ復号 / 光磁気ディスクのPRML
4 PRMLの応用
5 PRMLの今後
第8章 PRMLの光ディスクへの応用 <2>
1 光ディスクの現状
2 高密度/大容量化の動向
高線密度化技術 / 高トラック密度化技術
3 光ディスクへのPRML
CMバンクファイルへの応用事例 / ランド/グルーブ記録を用いた8倍容量化例
4 光ディスクの将来動向
第9章 PRMLのディジタルVTRへの応用
1 ディジタルVTRの概要
2 ディジタルVTRで使用されている変調方式
M2FM / 8-10ブロック符号 / インタリーブドNRZI(S-NRZI) / 3値パーシャルレスポンス方式 / スクランブルドNRZ / 8-8NRZ ASE / 8-9NRZのWI / 8-14変換 / 8-12変換
3 ディジタルVTRで使用されている検出方式
振幅検出 / 積分検出 / パーシャルレスポンス方式 / 最尤復号法
4 ディジタルVTRへのPRMLの応用
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