講師 |
畔上文昭 氏 株式会社ザイナス 量子計算コンサルタント
【講師経歴】
1967年9月生まれ。金融系システムエンジニアを約7年務めて、出版業界に。月刊ITセレクト(中央公論新社発行)、月刊e・Gov(IDGジャパン発行)、月刊CIO Magazine(IDGジャパン発行)の編集長を歴任。2015年2月から、2017年12月まで週刊BCN編集長(十代目)。2019年6月より現職。
【活動】
量子コンピューターをビジネスの現場で活用するためのコンサルタントとして活動中。
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セミナーの
趣旨 |
次世代のコンピューターとして、量子コンピューターへの期待が高まっています。背景の一つとして、トランジスタの集積度が1年半~2年ごとに2倍になる「ムーアの法則」の終焉が近づいているということが挙げられます。新たなチャンスを求めて多くのメーカーによる開発競争が繰り広げられているほか、米国や中国など、国家レベルの取り組みも盛んになってきました。すでに商用サービスとして提供される量子コンピューターも登場しています。つまり、未来の技術ではなく、活用可能な技術であり、現時点においてもビジネスに適用できる状況にあるということです。とはいえ、量子コンピューターの概念の難しさから、多くの人にとって近づきがたい存在であることも確かで、研究開発とビジネス活用の間に大きな溝があるのも確かです。
そこで本セミナーでは、基礎的な知識から近未来までの情報、ビジネス活用でのヒントなどを難しい数式を使わずにやさしく解説します。
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セミナー
対象者 |
量子コンピューターの基礎を知っておきたい、またはビジネスでの活用を探りたいという技術者、営業、マーケティング担当者等
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セミナーで
得られる
知識 |
①量子コンピューターの基礎知識
②ビジネスでの現場での活用方法
③世界と日本の取り組み状況
④最新動向と今後の可能性
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プログラム |
※ 適宜休憩が入ります。
1 量子コンピューターの基礎
1.1 なぜ、量子コンピューターが注目されているのか
1.2 量子とは何か
1.3 今までのコンピューターとどう違うのか
1.4 どのような仕組みなのか
1.5 セキュリティ対策が無意味に!?
2 量子アニーリング方式と量子ゲート方式
2.1 二つの方式について
2.2 量子アニーリング方式
2.3 量子ゲート方式
2.4 NISCについて
2.5 主要メーカーの動向
2.6 各国の取り組み
3 ビジネスでの活用
3.1 量子アニーリング方式
3.2 量子ゲート方式
4 どんな人材が必要になるのか
4.1 必要とされる人材
4.2 開発ツール
5 最新動向と今後の方向性
5.1 注目は量子超越性
5.2 求められる新たな発想力
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