~電卓でできる~
モータ設計のための、
磁気回路解析演習
※計算演習をしますので電卓をご持参ください
S200312K
開催日時:2020年8月21日(金) 10:30-16:30
会 場:オームビル(東京都千代田区神田錦町3‐1)
受 講 料:お1人様受講の場合 46,000円[税別]/1名
1口でお申込の場合 57,000円[税別]/1口(3名まで受講可能)
【講師の言葉】
最近の技術系講座は PC演算解析、解析ソフトに頼る傾向が見られる。
またメーカ入社後モータの設計に従事しても、いきなり磁場解析ソフトで
実務に入るものの中には、数年を経過しても、モータの「トルクvs速度曲
線」の発生メカニズムを理解できない者も多い。これでは新製品開発時や
トラブル対策時に先を見通せず、応用力を欠いた技術者と言わざるを得ない。
本稿では、この点に鑑みて、モータの基礎理論、各種モータの特徴、設計
法計算法、を磁気回路法により、分かりやすく課題演習を交えて解説する。
モータの設計計算は、各種モータに合わせて実用的な数式の誘導法を教授する。
次に磁束を簡易法でありながら精度を高く求める、電卓で行う内容としてある。
エクセル計算にも適している。この方法をマスターすれば、DCモータやブラ
シレスモータの「トルクvs速度曲線」なども簡単に作図できるようになる。
複雑なHB型ステッピングモータやアキシャルギャップモータも簡単な等価回
路でトルクを数値計算でき、所望のモータ設計ができるようになる。
また筆者が発明しアキシャル立体ギャップモータを圧粉鉄心でインホイール
化したEV車の走行動画も紹介する。
これら手法を習得してから、実務でPC磁場解析ソフトを使えば、応用力を有
した技術者となり得ると確信する。またモータ設計開発職のみに限らず、品質
管理、営業技術職でも本稿の内容の知識は必要かつ有益であると確信する。
講師は40数年間、モータメーカーでの開発設計と、並行して大学での電気
機器学の教鞭を有して、多数の発明特許取得の経験も有する。
これらの実務と教師の経験を活かして、分りやすくて、すぐに実務に役立つ
内容になるように、講義をするものである。
6. 複雑な磁路: HB型 2相ステッピングモータの実用的な設計法