『多次元生体信号計測とデータマイニング技術』
☆目的が与えられたときの計測システムおよびデータ加工・分析法の設計ノウハウ
S200122A
開催日時:2020年1月22日(水)10:30-16:30
会 場:オーム ビル(千代田区神田錦町3-1)
受 講 料:お1人様受講の場合 46,000円[税別]/1名
1口でお申込の場合 57,000円[税別]/1口(3名まで受講可能)
阪田 治(さかたおさむ) 氏
東京理科大学 工学部 電気工学科 准教授(博士(工学))
<経歴> |
筑波大学大学院 工学研究科 知能機能工学専攻 5年一貫博士課程修了
茨城県立医療大学 保健医療学部 放射線技術科学科 嘱託助手
独立行政法人食品総合研究所 食品機能部 特別研究員
日本学術振興会 特別研究員PD
山梨大学大学院 医学工学総合研究部 情報システム工学系 助手
山梨大学大学院 医学工学総合研究部 情報システム工学系 助教
山梨大学大学院 医学工学総合研究部 情報システム工学系 准教授
東京理科大学 工学部 電気工学科 准教授 |
<専門・得意分野> |
生体信号処理 / 医用画像処理 / 信号計測 / データマイニング |
<学会・協会・団体等> |
電気学会 / 電子情報通信学会 / 日本生体医工学会 / 日本臨床神経生理学会 / IEEE |
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生体信号には様々な種類があり,古くから利用されてきた。
特に近年の医療技術の高度化は電子情報工学を基礎とした医用工学技術の発展に大きく依存している。人体から発せられる様々な物理量を電気信号に変換するトランスデューサーの開発、生体へ音・電磁波などを照射し得られる生体内の画像による診断、手術機器の知能化や小型化、医療機器全般の知的制御技術などが挙げられる。さらに、近年は医学領域以外の各産業界でも生体信号が利用されるようになってきた。しかし,生体信号は他の工業的な信号類とは扱い方に違いがあることが多く,各産業界において生体信号処理を導入するハードルは決して低くはない。
本セミナーでは,すでに生体信号を利用しているが,その利用技術の向上を図りたいと考えている方や,今後生体信号を扱いたいが,何からどう手を付けたら良いのか困っている方を念頭に置いて,生体信号計測・解析の基礎と周辺技術、およびデータマイニング技術の実問題への適用ノウハウについて解説します。
受講後、以下が習得できることを目指します。
・生体信号を扱う上での基本的な作法が理解できる.
・生体信号特有の信号処理技術の基本が理解できる.
・生体信号からのデータマイニングの基本が理解できる.
・目的(課題)が与えられた上での信号計測システムの組み立て方法を知る.
・目的(課題)が与えられた上でのデータマイニング法設計の流れを知る.
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1 生体信号の基礎
1.1 生体物性
1.2 生体信号の種類
1.3 生体信号利用の例
2 生体からの情報収集
2.1 生体電気信号
2.2 電気信号以外の生体情報
3 生体信号計測とノイズ対策
3.1 ハードウェアによる対策
3.2 ソフトウェアによる対策
4 生体信号処理の基本
4.1 時系列信号の時間領域解析
4.2 時系列信号の周波数領域解析
4.3 生体画像解析の基本
4.4 応用と課題
5 生体情報のデータマイニング
5.1 問題設定と適切な信号処理技術の選定
5.2 機械学習の利用
5.3 異種生体情報の混合利用
5.4 応用と課題
6 生体情報データマイニングのケーススタディ
6.1 医療診断技術としてのデータマイニング事例
6.2 医療以外における生体情報データマイニング事例
7 まとめ
(質疑応答)