1口(1社3名まで受講可能)でのお申込は、

受講料 58,800円/1口 が格安となります。



質感・感性の
情報処理メカニズムの基礎と,
研究開発への実践的方法


 S191023K2

  

開催日時:2020年2月10日(月) 13:00-17:00

会  場:オームビル(東京都千代田区神田錦町3‐1)

受 講 料:1人様受講の場合 43,000円[税別]/1名

     1口でお申込の場合 56,000円[税別]/1口(3名まで受講可能)


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※ セミナーテキストは、当日配布の印刷資料のみで、
   PDFでの請求には応じることはできません。

 

講 師


 
本吉 勇 氏 


      東京大学 大学院 総合文化研究科 広域科学専攻
      生命環境科学系 認知行動科学講座 
      准教授 博士(文学) 



 
【要旨】
   近年,「質感」は心理学や脳科学における大きなテーマの一つとなりつつあると同時に,
  「ものづくり」にまつわる多くの分野において広く注目を集めている.
   本講演では,質感に関心のある研究開発者向けに,質感の研究やその成果の利用のための
  基本的な考え方,質感知覚を支える脳情報処理の概要,質感研究において必須となる画像
  特徴解析手法の入門,心理データの計測・分析方法の基礎,を様々なデモや錯覚,研究事
  例を交えて解説する.

 


 講義項目

  1. 基礎編
    
・視覚情報処理の概要
       意識下の情報処理
       画像の符号化,画像特徴の解析,低次から高次へ,「どこ」と「なに」

     ・質感研究の枠組み
       質感の物理,照明の構造,コンピュータ・グラフィクス,反射・屈折・散乱
       現実世界における画像の複雑さ,古典的視覚理論の限界,ヒューリスティクス

     ・質感研究の事例
       画像特徴の利用
       光沢の知覚,透明感の知覚,凹凸の知覚,照明の役割,質感の錯覚
       質感から感性へ,画像の質感,絵画の質感
       魅力的な質感とは,自動的な嗜好と嫌悪の反応

     ・画像統計量とその情報処理機構
       自然画像の統計的規則性,生態光学と画像統計量
       画像統計量の符号化メカニズム,統計的把握を支える情報処理の原理


  2. 実績編

     ・こころ・精神への研究アプローチ
       心理学・脳科学に関する誤解,神経活動と行動・主観
       情報処理という枠組み,ブラックボックス

     ・質感と感性の解析方法
       心理物理学実験の基礎,装置,心理物理学的測定法,自然画像の扱い,ソフトウェア
       基本的な画像処理,生物学的に妥当な画像特徴,色空間,空間周波数,統計量
       画像特徴と心理データの関係を解析する
       知覚の予測と理解

     ・質感と感性の人工的操作
       画像統計量の操作,テクスチャ合成,スタイル変換




 

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