トリケップス文献調査用資料 CD-TR027

紙送り機構の設計とトラブル対策Ⅰ

刊行月:1997年11月、価格:7,590円(税込)
体裁:CDR、195頁
監修:
 松本三智夫 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
執筆者:
 松本三智夫 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 開発研究所 技師長
 赤松嘉之 日本電気株式会社 プリンタ事業部 第2技術部
 了寛栄二 日本電気株式会社 第1OA装置事業部 第2技術部
 上野俊彦 バンドー化学株式会社 技術開発部
 牧山皓一 富士ゼロックス株式会社 要素研究所 用紙グループ
 横山 卓 ニスカ株式会社 技術部 部長
 栗田康史 ニッタ株式会社 技術部 技術課
 北 忠男 三ツ星ベルト株式会社 ケミフレックス事業部 東京営業課 課長

内容項目

第1章 総論
 1 情報機器における紙送り機構
 2 紙送り機構の変遷
  2.1 紙テープ送り機構
  2.2 ロール紙の送り機構
  2.3 ピンフィールド機構
  2.4 モータ制御式
  2.5 シート紙の送り機構
 3 情報用紙と紙送り機構用部品材料
  3.1 情報用紙
  3.2 紙送り用ローラ(プラテン)
  3.3 その他の材料
 4 各種の紙送り機構とその問題点
  4.1 シリアル・プリンタ
  4.2 ライン・プリンタ
  4.3 電子写真式プリンタ
  4.4 複写機
 5 今後の動向
第2章 カット紙における紙送り機構の設計とトラブル対策
 1 概説
 2 F.H.Oとプリンタの関係
 3 F.H.Oの形態
 4 本体紙送り機構
 5 カットシートフィーダ(C.S.F)
  5.1 概説
  5.2 シートフィーダに要求される機能
  5.3 プリンタと外部のC.S.Fのコネクション
  5.4 プリンタ本体とC.S.Fのコネクション
  5.5 用紙の分離方式
  5.6 プラテンフリクション部
  5.7 スタッカ部
  5.8 マニュアルスロット
  5.9 C.S.Fに要求される印字品質
  5.10 C.S.Fの傾向
 6 フロントインサータ
  6.1 概説
  6.2 フロントインサータの機能
  6.3 設計のポイント
 7 今後のF.H.O
 8 まとめ
第3章 ロール紙送り機構の設計とトラブル対策
 1 ロール紙の種類
  1.1 ロール紙に使用される紙
  1.2 ロール紙の幅と径
 2 ロール紙の構造
  2.1 巻き始め処理
  2.2 巻き終り処理
 3 ロール紙送りのコントロール要素と手段
  3.1 ラインフィード
  3.2 横位置
  3.3 巻取り
  3.4 しわ・ジャム
  3.5 オートロード
  3.6 用紙エンド検知
第4章 プリンタ紙送り用トラクタの設計技術動向
 1 概説
 2 ピントラクタに係わる特許問題
  2.1 米国内特許係争について
  2.2 国内外の関連特許出願状況について
 3 ピントラクタに要求される機能
  3.1 機能展開
  3.2 要求機能(水準)の変化
 4 ピントラクタの設計と留意点
  4.1 トラクタベルト
  4.2 フレーム
  4.3 ロック機構部品
  4.4 その他
 5 最近の技術開発動向(P.H.D社開発例より)
第5章 PPCにおける紙送り機構の設計とトラブル対策
 1 概説
 2 PPCの紙送り機構
  2.1 給終部
  2.2 転写部
  2.3 剥離部
  2.4 定着部
  2.5 排紙部
 3 PPC用紙の特性と紙送り特性の関係
  3.1 紙の基本的な性質
  3.2 PPC用紙の特性と紙送り特性の関係
 4 おわりに
第6章 ADF送り機構の設計とトラブル対策
 1 まえがき
 2 ADFの必要条件
 3 ADFの基本構成
  3.1 代表的ADFの構造
  3.2 ADFの原稿経路
 4 ADF各要素とその問題点
  4.1 分離部
  4.2 問題点
  4.3 搬送部
  4.4 原稿ストッパ部
  4.5 原稿排出部
 5 むすび
第7章 紙送り機構における材料特性~ベルト~
 1 ベルトに要求される一般特性
  1.1 安定した摩擦係数をもつこと
  1.2 耐久性の向上
  1.3 省電力の向上
  1.4 脱着が容易なこと
  1.5 走行安定性の良いこと
  1.6 帯電防止性
 2 平ベルトの諸特性と選定上の注意点
  2.1 平ベルトの偏行、蛇行
  2.2 ベルトの耐久性
 3 耐摩耗性特性
 4 搬送速度の計算方法
 5 駆動トルクの低減対策
  5.1 ベルトの摩擦損失
  5.2 ベルトの屈曲損失
  5.3 ベルトの転がり損失
 6 挟み込み搬送における設計留意点
 7 結び
第8章 紙送り機構における材料特性~トラクタベルト~
 1 概説
  1.1 紙送りに使用されるトラクタベルト
  1.2 トラクタベルトに対する要求特性とその狙い
 2 ポリウレタンタイミングベルトをベースにしたトラクタベルトとその特長
  2.1 ピン部の高精度化
  2.2 左右トラクタピンの位置精度向上
  2.3 低トルク対策
  2.4 耐久性能
  2.5 構造の簡素化と軽量化
  2.6 その他
 3 設計諸元
  3.1 基準寸法及び精度
  3.2 ベルトプーリプロファイル
  3.3 静的諸物性
  3.4 設計要点
 4 設計例とトラブル対策
  4.1 直線送り
  4.2 曲線送り
  4.3 直線、曲線併用送り
  4.4 その他のトラブル
 5 最後に
資料編



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